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ミクロシフターの分級特性と調整

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このページでは、風力分級機(ふるい分け機)ミクロシフターの分級特性についてと調整方法についてご紹介しています。

ミクロシフターの原理、操作、メンテナンスについては、カタログ、及びビデオを参照して下さい。


 ミクロシフターの分級特性と調整

 分級機構について

model イラスト
原料は、投入口横からの分散エアー、回転するエアーブラシからの逆洗エアーによって空気中に分散します。
分散室では、スクリーンによる分級が行われ、pass品はスクリーンを通り、スクリーンを通過できなかった原料は、下部のon品排出部に入ります。
排出部では、2次エアーの上昇気流により、再度pass品が分散室に戻され、ここを通過したon品のみが排出されます。
この様子を図1.に示します。原料を、on品を阻止してpass品を通過させるスクリーンによるフィルターと、pass品を阻止してon品を通過させる空気によるフィルターによって分級します。

 分級点について

x-p イラスト
この時分級点はどうなるでしょうか。

今スクリーンを使用した理想的な分級の様子を図2 A.に示します。
部分分級効率は、各粒度における粒子がon側に行く確率を示しています。
ここでは、スクリーンの目開きに相当する粒度よりほんの少し大きい粒子は完全にon側に排出され、少しでも小さめの粒子は完全に排出されない状態を示しています。
実際には、pass品が全てスクリーンを通過する事は有りません。逆に空気によるフィルターでは、pass品は簡単に通過出来ます。原料の分散が不充分ならばなおさら通過します。
そのため、図2.のBに示すように、on品にはpass品が混入してきます。
分級点を部分分級効率50%の粒度と考えると、分級点は、スクリーンの目開きよりもかなり小さいことが解ります。

 上記のような考えで分級点の調整を以下のように行います。


  1. まずスクリーンの目開きを選択します。
  2. 次にonのフィルター特性を2次エアーの流量を変えて調整します。
    2-1. 2次エアー流量を増やしてスクリーンの目開きよりも小さなフィルターにすると、
      分級点はスクリーンの目開きに近づきますが、分散室からのonの排出が進まず、処理速度が小さくなります。
    2-2. 2次エアー流量を減らしてスクリーンの目開きよりも大きなフィルターにすると、
      on側にpassが混ざり、分級点はスクリーンの目開きよりも小さな方に移動して行きます。
  3. 処理速度と分級精度が適当な値にならない時は、スクリーンの目開きを大きめに変更し、1, 2を繰り返し行う。




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