インバーター変速を使用する場合の注意事項 |
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モーターの起動時に大電流を流すことが出来ないので起動トルクを大きくとれません。 機器に負荷が掛かった状態での起動は、検討が必要になります。 |
2. 特に低速時の温度上昇 |
低速時には、モーターの冷却ファンも遅くなるので負荷を低減する必要があります。 30Hz以下等の回転速度が常用になる時はプーリー減速比等の見直しが必要です。 |
3. 騒音、振動 |
インバーターやモーターから騒音や振動が生じる場合があります。 インバーターはパルス駆動なので取り付けや負荷の状態によっては振動が出ることがあります。 |
4. 軸系の共振 |
稀にインバーターのパルス周波数と軸やベルト、加減速機、架台などが共振することがあります。 そのまま運転するとすぐに破壊には至らなくても、振動や騒音、寿命等に影響を及ぼします。 設定周波数によって、共振の強弱がある場合、適切なプーリー比を選定しなおす必要もあります。 |
5. サージ電流 |
インバーターとモーターの配線距離が長くなると配線の抵抗やインダクタンスが大きくなりその影響が現れる事があります。 電圧降下による起動不良、漏れ電流による漏電遮断器、サーマルリレーの誤動作などが起こります。 サージ電流で電気ノイズが出たり機器の絶縁が破壊されることもあります。 |
6. 電流値の測定が困難 |
電流波形が正弦波ではないので、通常のクランプ電流計では正確に計れません。 また電圧も変化させているので、インバーターの電流値表示機能を使用する必要があります。 |
7. 防爆モーターを組み合わせる |
まず、インバーター自体は非防爆構造なので、防爆エリア外に設置する必要があります。 次に、防爆モーターをインバーター駆動する場合、モーターとインバーターの組での防爆検定が必要ですので、自由な組み合わせでは使用出来ません。 |
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